10/4 午後より事務局長として「国民民主党 建設職人の安全・地位向上推進議員連盟議員連盟」の設立総会を開催。舟山やすえ政調会長も出席。舟山さんは副会長に就任頂き、会長は古川元久衆議院議員で、最高顧問に元国交大臣の前原誠司代議士という、そうそうたるメンバーによる会です。
長井高校の大先輩でもある、日本建設職人社会振興連盟の小野辰雄理事長にお越しをいただき、建設現場で実際に建設工事に関わる「建設工事従事者」（建設職人）の落下・墜落事故を防ぐための「安全足場」の取組みが進んでいない現状、工事単価がアップしても末端の労働者の賃金が引き上げられていない状況などについて、現場のナマの声を伺いました。安全のために手すりのついた足場を組んでほしいと現場の職人が求めても「そんなことを言うなら明日から建設現場に来なくて良い」と請負元から言われてしまったらどうしようもない、というのが現状です。
この分野を担当している国交省・厚労省の方々にも来ていただいてそれぞれの取組みを説明してもらいました。国会図書館からは「建設業の担い手確保」に関連する問題点について説明をいただきました。
舟山やすえ政調会長からは、どうして建設業で「中抜き」がなくならないのか❗と鋭いご質問。また玉木代表からは、この「中抜き」の構造は福祉でも同じで、介護現場の介護報酬をいくら上げても、現場で働く介護職員の給与がアップしない問題と同じという指摘がありました。
構造的な問題なので短期間で簡単に解決できる課題ではありません。しかし、法の光を当てて変えていくことは不可能ではありません。様々な方の智恵をいただいて、建設現場で働いている人が適切な賃金で、安全に働けるように変えていきたいと考えています。