News ─ ニュース・活動報告 ─

5/11(火)午後、農水省地域作物課の方に来ていただいて、「種ばれいしょ」の不足についてご説明をいただきました。






5/11(火)午後、農水省地域作物課の方に来ていただいて、「種ばれいしょ」の不足についてご説明をいただきました。地元・山形県でじゃがいもの栽培をされている方から種イモが不足しているという声を伺い、農水省にご説明をお願いしました。
全国の「ばれいしょ」生産のうち、作付け面積の7割、収穫量の8割が北海道です。山形県独自では種ばれいしょの増殖をしておらず、「ホクレン」(北海道の農協連合会)からJA山形県連に種ばれいしょが送られてきています。昨年は北海道で、作付け面積が転作によって3%減り、6月下旬の低温と日照不足により10アールあたり収量も5%減って、結果として、収穫量・出荷量が前の年に比べて8%減ったことが影響しています。消費用のばれいしょの生産と同様に、昨年の種ばれいしょも収穫量が約1割ほど減っています。
農協に今年の種いもの希望を伝えている農家には、種いもの供給はそれなりにあるようですが、ホームセンターや種屋などJA以外で種ばれいしょを毎年買っている方からは、品薄で困っていると聞いています。
対策として➀種イモ自体は例年と比べて大きめなので、芽ごとに切って植える②株間(間隔)を開けて植える③他品種を植える、などの対策をとって欲しいということでした。
北海道での「ばれいしょ」の不作は何年かに一度あるということです。2016年(H28年)も北海道で不作だったために、ポテトチップを作っている業者さんが困り、海外からジャガイモを緊急輸入したということです。ただ、ジャガイモに土や病気がついたまま海外から輸入してくることで、それを土に植えると国内で海外由来の病虫害が広がってしまうおそれがあるため、この輸入じゃがいもは一切土に植えないように管理を徹底して工場に直送したということです。
ご存じのように、自然相手の農業は工業製品の生産とは違って、その時、その時の自然環境の影響を受けてしまいます。改めて、農業を続けている皆さんに感謝します。


山形県参議院議員 芳賀道也(はが みちや)

Michiya Haga OFFICIAL SITE