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朝、副部会長として第一部会の司会。 菅内閣の主な政策の一つ「デジタル化」に向けたデジタル5法案の説明を内閣府・内閣官房から受けました。



3/9(火)朝、副部会長として第一部会の司会。
菅内閣の主な政策の一つ「デジタル化」に向けたデジタル5法案の説明を内閣府・内閣官房から受けました。

この法案資料に多くのミスが見つかったことが明らかになり、内閣府の方は最初にお詫びしました。しかし、先輩議員たちによれば「これは法案を出し直すくらいの間違い」。法案の案文それ自体にはミスはなかったというものの、法案の骨組となる「要綱」に9か所、既存の法律との変更点の一覧「新旧対照表」で8か所、参照条文で28か所の誤り!しかもミスがあると知りながらも、誤りがあるという話を完全に伏せて、わが会派の幹部複数に内閣府が法案説明をしていたため、怒りの発言が複数の議員からありました。

玉木代表も「こういうミスをなくすためのデジタル化ではないのか!」と怒り心頭。いま開かれている通常国会での審議は取り下げて、次の臨時国会で法案の出し直しをすべきというご意見。玉木代表も含めかつて霞ヶ関で働いていたことがある方からすれば「なぜこんなことが起こるのか? かつてはこんなことはなかったのに!」ということのようです。以前、中央官庁で法案や関連資料を作成する際には「内閣法制局」のチェックが非常に厳しく、法文の一字一句それぞれに一般人の想像をはるかに超えた「ダメ出し」があった、という話を聞いたことがあります。

何十年も前のことですし、法案の文章の話でもないのですが、あの「三島由紀夫」が大学を卒業し大蔵省に入ってすぐのころ、上司に言われて大蔵大臣の挨拶原稿案を書いたという話を聞いたことはありませんか? すでに彼は美文家と知られていたのです。ウイットを利かした大蔵大臣の挨拶原稿案を書いたのですが、課長に怒られ、赤鉛筆で容赦なく修正が入った、という話は今でも財務省に伝えられているということです。

今は内閣法制局や省庁内部のチェックがゆるくなってしまったのでしょうか? 総務省や農林水産省の接待の問題と合わせて、気になります。


山形県参議院議員 芳賀道也(はが みちや)

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