2/1(月)お昼に政調第一部会第二部会合同会議に出席しました。
新たに第一部会の副部会長に就任したので、今日の会議で司会をしました。

議題は、ようやく与党が出してきた「新型インフルエンザ対策等特別措置法改正案」への対応について。
すでに昨年の国会で野党が協力して提出した法律の修正、また、罰則については国民民主会派が提出した改正案もどちらも全くは必要ないとしていた与党が、年明けになってようやく政府が法改正に動き、泥縄で提出してきたものです。

何より罰則を科すにしても「適切な補償とセットで」という主張が改正案・修正案に反映されていません。
修正案にも国民会派がこだわった『事業の規模に応じた補償』の文言は、衆議院の付帯決議にも盛り込まれませんでした。残念です。
参議院では、少なくとも十分な補償と罰則はセット、事業規模に応じた補償の文言が入るように努力します。

また、岸本周平議員からは入院と罰則をめぐる関係がおかしいという指摘もありました。入院措置に従わないと罰金を払わねばなりませんが、罰金を払ったら入院しなくても良いことになってしまうのです。また山尾しおり議員からは、通例は入院の「義務」があってこれに反したら罰則がかけられるということになりますが、今回の改正案では入院が「義務」ではないのに入院しないと罰則がかけられてしまうという問題に触れました。

このような議論をへて、改正案に反対、修正案にも反対、ただし「附帯（ふたい）決議」には前進がみられるとして賛成することに決めました。なお附帯決議というのは、法案に対して国会が注文をつける文面で、政府が法律に従って政令や規則をつくる際、法律を実施する場合に考慮しなければならないものとされています。