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1/31(木)お昼前に石黒覚山形県議、後藤泉酒田市議、武田恵子酒田市議と一緒に厚生労働省社会援護局から重層的支援対策整備事業について説明を受けました。





1/31(木)お昼前に石黒覚山形県議、後藤泉酒田市議、武田恵子酒田市議と一緒に厚生労働省社会援護局から重層的支援対策整備事業について説明を受けました。これまで、市町村などによる福祉その他のサポートでは「制度に利用者をあてはめる」取り組みが多かったのですが、介護・福祉・生活保護・困窮者支援・公営住宅などに「横串」を刺して、利用者・当事者本人のニーズ第一に「どの制度が必要か」「どの仕組みが本人に役に立つか」などを準備・検討する仕組みです。
山形県ではすでに山形市が実施をはじめており、鶴岡市・酒田市・天童市・遊佐町が「トライアル」的な移行準備事業を今年度おこなっています。天童市は4月からの新年度には「重層的支援対策整備事業」を本格的に始めることになっています。
後藤泉市議からは、市町村役場でどの部署が主として担当する事業か、相談・調整にあたるスタッフの課題など質問。石黒県議からは重層的支援対策整備事業は全国の自治体で実施を進める考えか❓ この事業での都道府県の役割は何か❓などご質問。
武田市議からは「障がいのある子どもさんを抱えたご夫婦から『自分たちがいなくなった後、どうやってこの子を支えるのか❓』というお尋ねをもらって、その対応が難しい」と地元の事情についてお話がありました。
今日ご説明を下さった「支援推進官」が、以前市町村の現場で相談業務を担当されていた方で、「緘黙」(かんもく、話せなくなってしまう症状)の方と筆談で「相談」していた時のことを教えてくれました。かつてなら作業所につれていって、かえって「引きこもり」状態に追いやってしまう例もありましたが、この場合は、ご本人が「野球を見に行きたい」と意向を示してくれたので、「お金がないから野球は見に行けないが、まずは外に出てみよう」と「参加支援」の場へ出かけてもらい、「掃除からやりましょう」と掃除を始めたところ、多くの方から感謝されたことをきっかけに自分から「別のことをやりたい」という筆談があって「動き出した」ということでした。
厚労省の方々には長い時間をとってご説明を下さったので、感謝しております。


山形県参議院議員 芳賀道也(はが みちや)

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