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11/8(水)日本てんかん協会の田所事務局長さんが来て下さり、「てんかん」や法改正に向けたご要望などについて説明をもらいました。




11/8(水)日本てんかん協会の田所事務局長さんが来て下さり、「てんかん」や法改正に向けたご要望などについて説明をもらいました。この臨時国会で、厚生労働委員会では難治性(既存の薬や治療法では治らない)てんかんに効く薬として、欧米で承認されているエピディオレックスを国内承認するために大麻取締法、麻薬向精神薬取締法の改正案を議論する予定です。
「てんかん」のことを「精神科」の病気と思っている人は多いのですが、厳密には「神経」の病気で、精神科病院ではなく神経内科・小児神経科で治療する病気です。原因が分かっている例もあるのですが、多くのてんかんの原因が解明されていない病気で、国内では100人あたり0.8人がかかるということで、国内には推計で約100万人の患者さんがいます。
このうち2割から3割の患者さんが、既存の薬や治療法が効かない「難治性」のてんかんの方で、その方々に効くと期待されている薬が「エピディオレックス」です。アメリカやEU諸国では乳児期のドラペ症候群、小児期のレノックス・ガストー症候群などに投与が認められています。
困るのは「エピディオレックス」の成分「カンナビジオール」(CBD)が一部の「アロマ」や「オイル」に製品化されていることです。ネットでCBDを買おうとするといくらでも買えますが、これらのアロマやオイルに含まれているCBDはごくわずかで(あるいは全く別の成分を「CBD」とうたっていて)、てんかんへの効きめはありません。てんかん患者のご家族が「てんかんに良い」とだまされて「CBD入りオイル」「CBD入りアロマ」を買ってしまうおそれがあります。
12月にもこの「エピディオレックス」や「てんかん」のことで厚労委員会の質疑に立つ見込みです。


山形県参議院議員 芳賀道也(はが みちや)

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