11/8(水)朝、政調第二部会に出席。議題は、国立大学法人法とダブルケアラー支援法案でした。
国立大学法人法は、全国５つの国立大学法人（東北大・東大・名古屋大（東海国立大学法人）・京大・阪大）に限って、これまである役員会や教授会とは別に「運営方針会議」を設けるという内容。民間経験がある人など３人以上が「運営方針委員」となって学長を補佐するということですが、中期目標・中期計画・予算・決算を議決できるという強い権限がこの会議に与えられます。
舟山やすえさんからは「5大学限定の枠組みでは、国立大学の中に分断を持ち込むものではないか❓」と鋭い疑問がありました。嘉田由紀子さんは京都大学の経営に関わっているということですが、現在でもすでに民間経験のある方も役員会メンバーになっていて、山中伸弥教授のIPS細胞の研究の支援をしたりするなど新たな試みを数多くやっているとのこと。現場から「『運営方針会議』を作ってほしい」という声があるのか❓ という質問がありました。大学の自治や学問の自治に文科省などが踏み込もうとするものではないかという懸念があります。
後半は伊藤孝恵議員ご提案のダブルケアラー支援法案。骨子案について説明があり、質疑応答になりました。現役世代の中には子育てと両親のケアというダブルケアで大変な方もいます。まずは現状調査の上で、仕事を続けながらケアも出来るように社会全体で支えようという法案になる方向です。