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厚労省・文科省・警察庁の方に来ていただいて、児童養護の要望と意見交換の場を設けました。




9/23(水)午後、厚労省の会議室をお借りし、厚労省・文科省・警察庁の方に来ていただいて、児童養護の要望と意見交換の場を設けました。

山形市内ご出身で横浜の児童養護施設の副施設長を務める梛橋(なぎはし)雄一さんと、児童養護施設ご出身者の皆さんに成人式の晴れ着写真のボランティア活動ACHAproject(アチャプロジェクト)を進める山本昌子さんから、現場や当事者としてのご要望を発言してもらいました。

梛橋さんからは以下の4項目のご要望
●児童養護施設で行う児童の「養護」を「治療的育成」に児童福祉法41条を改正
●児童養護施設の職員配置基準を4対1から1対1へ変更
●国が主導して施設間・地域間・公民の児童養護施設の格差を是正
●国が主導して児童養護施設職員の職場環境改善と待遇改善に努める

山本さんからは以下の6項目のご要望
●児童養護施設を来年退所予定の子どもたちが、新型コロナウイルスのためにアルバイトできず学費や自立支度金の貯金がない。資金上の援助をお願いしたい。
●一般的に児童養護の認知度が低い。学校の授業などで児童養護を学ぶ機会をつくってほしい
●警察官や教育関係者、児童養護施設、児童相談所などの研修で当事者の声を届ける機会を作ってほしい
●児童養護の人材育成の拡大と児童養護予算の拡大
●虐待を受けた子どもについて施設にいる間、里親のもとに預けられている間から専門的なケアを拡大してほしい。虐待は保護されて終わりではなく、一生の間かかえていくもので、しかも早くから治療する必要がある。
●児童養護施設退所後も専門的な治療・ケアを受ける費用を免除してほしい

厚労省をはじめ文科省・警察庁の方々からも真摯なお答えをいただいて、大変ありがたく存じます。児童養護について課題がたくさんあるので引き続き国会活動を通じて取り組んでいきます。


山形県参議院議員 芳賀道也(はが みちや)

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