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3/25(金)午後、東日本大震災復興特別委員会にて質問。







3/25(金)午後、東日本大震災復興特別委員会にて質問。
福島で顕著で増えている「甲状腺がん」や、東京で避難されている皆さんが国家公務員宿舎から退去を迫られている問題、県内の一部の地域、山形市で「正式な出荷規制」小国町で「出荷自粛」となっている野生のキノコ類の規制解除の迅速化などを質問しました。

●山口環境大臣に原発事故と「甲状腺がん」の因果関係があるか質問。山口大臣は「検査の精度が良いために、通常なら見つからない甲状腺がん患者が見つかっている」という「原子力放射線の影響に関する国連科学委員会」UNSCEARの見解を繰り返すのみ。

●「それほど検査の感度が良すぎると言うなら、最初の検査で多くの悪性あるいは悪性疑いの患者が明らかになったら、同じ方々の2回目検査で見つかる患者数は極端に少ないはずだが二順目の検査でも70人以上が見つかり、うち30人は二年前の検査では全く問題がなかった事を一体どう説明するのか?」と環境大臣に質問するが、これには満足な回答はなし。

●原発事故後に甲状腺がんが明らかになった子どもたちが東京電力を相手に訴訟を提起。原告のこどもたちのメッセージを読み上げ、環境大臣・復興大臣の感想を求めました。

●福島から東京に避難している方々が、かつては都内の国家公務員宿舎に住めたのに2019年4月からは退去を迫られています。「住み続けたいなら2倍の家賃を払え」など問題ある契約を一方的に結ばされていた問題も指摘。鈴木財務大臣に、災害時に各県からの要望を受けて国家公務員住宅を提供している枠組みについて説明を受けました。

●あの震災から10年たちましたが、東日本17都県では放射能汚染が比較的少なかった山形県でも、いまだに野生のキノコ・山菜から基準値を超えるものがあります。
出荷規制や出荷自粛を解除するために「キノコ類の品種ごとに60もの検体を集めなければならない」という高いハードルがについては、農水省から「60は目標」という答弁をもらい、60サンプルまで行かなくとも、「着実に基準以下に下がったこと」が確認されれば解除されると回答がありました。
しかし、一年だけ下がっただけではだめで継続して下がっている事が必要で、山形市の野生のキノコが食べられ&出荷できるようになるのは最低2~3年後となります。
極めて、残念です。


山形県参議院議員 芳賀道也(はが みちや)

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